札幌腰痛整体

前立腺がん

 前立腺がんは、日本では癌死亡者の約3.5%を占め、近年増加傾向にありますが、癌の中では治癒率は比較的高いほうとされています。

 45歳以下での罹患率は低く、50歳を境に発症率が増加する習性があるのです。

 欧米人に発生率の高い癌で、アメリカでは男性の約20%が生涯に前立腺がんと診断され、とても他人事では済まない数です。


 日本と海外での患者割合の差は、食生活の違いにあるとされ、近年の食生活の欧米化によって罹患率は急増しているのだという意見があります。


 国立がん研究センターの調査によると、乳製品の摂取が前立腺がんのリスクを上げることを示し、カルシウムや飽和脂肪酸の摂取が前立腺がんのリスクを増やす可能性があるようです。(飽和脂肪酸の多い食品:生クリーム、クリームチーズ、鶏肉(皮)、サーロインステーキ、カマンベールチーズ、ベーコン、ココナッツミルク、チョコレート、バターなど)

 

 遺伝的には家族性があり、血縁者に前立腺がん罹患者が居る場合は、確率が上がる傾向にあります。また、前立腺肥大は前立腺がんのリスクとは限りません。

 

 リコピンの多く含む食品を摂ると予防になります。

リコピン・・・リコピンは体内で強い毒性を示す活性酸素と素早く反応し過剰な活性酸素が害を与えないよう除去が期待される。また、リコピンは反応後も分解されず呼応かが持続する。ハーバード大学の研究では、トマトを多く摂取している地域のイタリア・ギリシャでは前立腺がん罹患者が少ないという報告がある。トマトは生でも、ソース・ジュースでも良いという。

 前立腺がんのリスクを軽減する食品
ブロッコリー、オリーブオイル、大豆食品、かぶ、大根、緑茶

 

 前立腺がんは、外腺に多く発生し、初期は自覚症状がほとんどありません。血液検査により、前立腺特異抗原(PSA)の高値が典型的な所見です。

 進行すると排尿が困難となり、リンパ節や骨、実質臓器に転移します。
転移性骨腫瘍のうち、前立腺がんは骨硬化性を示すことが多いようです。

 転移性骨腫瘍・・・骨腫瘍の中でも最多で、原発巣としては、乳がん・肺がん・前立腺がんが多く、好発部位は脊椎および骨盤です。血液循環に乗って骨転移を来たす可能性大。放射線療法が用いられます。

 

 検査は、血液検査(PSA検査)によるスクリーニングを行い、問診、直腸診、エコー検査を行ったうえで、針生検による病理組織診断で評価されます。生検でがん細胞が見つかった場合には、造影CTによりリンパ節転移の有無、精嚢浸潤などの前立腺被膜外へのがん浸潤が検査されますが、CTによる精嚢・被膜外浸潤、リンパ節転移の診断効果は低い状態です。このほかに、骨シンチグラフィーで骨転移の有無も評価します。

PSA検査:前立腺がんの診断に関して、最も重要なのは前立腺特異抗原(PSA)と呼ばれる腫瘍マーカーの採血です。PSAは非常に敏感な腫瘍マーカーであり、基本的に前立腺の異常のみを検知します。PSA値の測定は前立腺がんの早期発見に必須の項目です。しかし、その値に異常があれば、すべてががんになるわけではありません。その逆に、正常値でも前立腺がんが発生していないということにはなりません。


 タンデムR法がよく使用され、4~10ng/mlが「グレーゾーン」とされ、その確率は25~30%でがんが発見されます。PSA値が10ng/mlを超える場合は50~80%と跳ね上がり、100ng/mlを越える場合は前立腺がんの可能性が非常に高く、転移も疑われます。

 治療は、男性ホルモン(アンドロゲン)の作用を減らす事によるホルモン療法、外科手術による除去、放射線療法、化学療法、経過観察療法などがあります。

 血清中の前立腺特異抗原の値が低く、他の臓器への転移が認められない場合は、外科手術や放射線治療により、根治することが期待できます。前立腺がんは高齢での発症が多いため、細胞増加が若年層よりも低いこともあり、進行は比較的遅いようです。

 転移のある場合や高齢者ではホルモン療法が選択され、エストロゲン製剤、アンドロゲン拮抗剤などが投与されます。

 治療により低下していたPSAが再び上昇(PSA再発)したり、リンパ節はまた他臓器に転移や新病変が見られたとき(臨床的再発)を言います。

 再発を確認する検査はPSA値の推移が一般的です。手術療法のあとPSA再発が確認された場合には局所への放射線治療あるいは病態、年齢によって内分泌療法が選択されます。放射線治療で再発した場合には、内分泌療法が選択されます。内分泌療法を施行していてPSA値が上昇した場合、あるいは臨床的再発をした場合には、再燃と呼ばれ、内分泌療法の種類を変更します。

 前立腺がんが転移してしまった場合、80%以上の確率で骨転移となります。骨転移(骨盤・大腿骨・腰椎に多い)と判断された場合、基本的にはホルモン療法が行われ、すでにホルモン療法が行われていたのに効果が無かった場合は、進行を抑えることを目的とした薬剤の投与がなされます。

 

骨転移の治療法と目的


がんに対しての治療・・・ホルモン療法や化学療法
進行を抑制・・・ビスフォスフォネートの投与。破骨細胞の働きを抑える。

 

症状を改善

放射線治療・・・痛みを和らげることを目的とする。

外科的治療(手術)・・・脊髄圧迫の予防・治療

鎮痛薬の投与・・・がんの進行によって起こる痛みを改善する。

神経ブロック・・・鎮痛薬や放射線治療などでは抑えきれない強い痛みを改善。

 いずれにしても、疑わしい場合や、45歳以上で健康診断をされていない方は、一度医師にご相談されることをおすすめします。